AO FILED RECORDING GUIDE-7
Topic SIGNALS TOUR 2009
10/3にsuper deluxeで始まったSIGNALSのTOURですが、10/5から10/14まで関西、東海方面にいきました。SIGNALSは元ブランキージェットシティーのbassist 照井さんがリーダーの3人組です。violin 勝井さん drums 椎野さんという、とても熟練の方々のunitなんです。音楽はとても映像的で美しくも有り激しくも有り、まるで映画をみているような感覚のliveです。今回はcafeを中心にまわりました。大阪cafe martha、広島cafe jive、岡山 城下公会堂、神戸cafe fish、京都sole cafe ,西尾 泥人ばあ、toyota rock fes ,名古屋 club quattro、浜松 ennとすべて大きさからなにから全部違う場所です。とにかくmonitorをなるべく同じ条件にしたかったので某メーカーからmonitorを3台お借りして、専用のGEQを持ち歩く事にしました。drums用のマイクもstandの関係とか見た目もあり、リムにつけるtypeを購入しもって行きました。audixのsetの製品でしたがとても重宝しましたね。見た目もすっきりしていましたし。いろんな事も想定してmixerも持参しました。もちろん録音はFOSTEXのPD606です。
bandのtourというのは私まったく経験がなく今回が実質的に初めてになります。それも10/5から10/12までの8連続公演という体力的にも大変な感じ。でしたがなかなか楽しく過ごせました。けっこう小さなcafeもありましたが、monitorはやはり重要で、いろんな場所でその威力を発揮してくれました。ほんとうにありがとうございます、という気持ちです。やはり中音がartistにとっては重要なので、この点ではうまくいきましたね。
さて録音ですが、当然バラではできませんのでlineの2mixがmainとなります。まあlineですと空気感がでませんので、ambience micを一本たてて3chで録音しました。
bandは毎日進化しました。そして私も毎日bandと一緒に進化、音はどんどんバランスがよくなっていきました。ある程度固まってからは各自のskillによりますので、内容的にもかなり高いものになっていきました。その状態は録音した音を聞けばすぐにわかります。48k24bitの3chなので90分のliveでは十分1 projectに録音していけます。
そしていろんなmixer,spを使いました。その時、その場で音を把握し、自分の音にしていく作業は、毎回studioを作っている感じでとてもおもしろかったです。また来年もあるそうです。楽しみだなー。
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最近、このコラムを読んでいる知り合いから「内容が難しくて・・・」と言われたんです。まぁ一般の人も読んでいるので時々は簡単なものでもよいのでは?という提案でした。確かに。Fieldを志している方はプロアマ問わず沢山の方がいるので対象は広げた方がよいかも、と思いました。そこで今回はField recordingに適したマイクはなんだろう?という特集にします。
1、一般的なお話
さて、一口にマイクと言っても色々メーカーやら沢山の種類がありますね。それこそ何でもある。その中でどれを選んだら良いのだろう?とお店の前で悩んでしまいます。確かにマイクは安いものではないでしょうし、適格に購入したいですよね。今ではマイク付きのField recorderが色々と発売されていますので、それらを購入すれば済んでしまいます。ですが、せっかくなら自分が選んだマイクで録音したい、というのがここの読者だろう、ということでお話を進めて行きます。
マイク選びでまず重要なのは指向性でしょう。ご存知の通りマイクには大まかに無指向性、双指向性、単一指向性、超指向性があります。これはField録音にとってはとても大事ですね。とくにstereo micでは無く、マイクを二本購入して組む場合は考えてしまいます。指向性ついてはインターネットや本等で調べてみて、どんなものか把握してください。簡単に説明しますが、無指向性はマイクを中心として全方向、双指向性はマイクを中心に両方向、単一指向性はマイクの前側、超指向性はマイクの前方に鋭利な角度で方向性があるもの(後ろ側にも少しある)です。無指向性のマイクは吹かれに強いマイクといわれています。
さてこの中でField用に選ぶとすると、双指向性以外は使えそうですねー。単純に指向性を考えると無指向性のマイクがFieldには良さそうな感じがします。現場に持って行って分かりやすいstereoの音場が録音できるのはこのtypeかもしれません。ただあまりにも方向性が広いのでやはりambient sound(環境音)を録音するのに向いていそうですね。単一指向性のマイクは自分が狙っている方向に向いているので、自分がいま何を録音しようとしているのかが分かりやすいかもしれません。狙って録音するんだ、という意味でいうともしかしたら一番勉強できるものかもしれません。超指向性のマイクはあまりFieldに向かないような気がしてきますねー。けど私達はよく録音に使います。何故でしょうか?私達は仕事上、目的の音をしっかり録音する、という使命があります。ですので自分の狙った音がさらにシャープに録音できる超指向性のマイクは、録音屋さんにとって普段よく使っている事も相まってやりやすいのかもしれません。
2、値段的には?
とくに気になるのが値段でしょうね。マイクは本当にピンキリです。どれを使ってもそこそこ録音は出来ます。まず始めるにはとにかく安いものを何でも良いから買ってみることです。形で決めてみても良いし、色でも良いし、とにかく始めてみましょう。録音しはじめる内にいろいろ問題点がわかってきますので。私もいろいろマイクは持っていますが、いまでも当時使っていたマイクはまだ使用しています。これはAIWA CM-1020Aというもの。これは友達からもらったもので当時は\20,000位のもの。エレクトレットコンデンサーというものでファンタム電源(48V供給)ではなく単三電池一本で駆動するコンデンサーマイクなんです。結構持つんですよ、これ。私達がMAINで使っているオキシライドなどを使うと、入れっぱなしでも相当な時間電源は生きています。このマイクはFieldでも使ってますしPADもついているのでdrumsのtopにも使っています。という例もあるので一概に高ければ良い、というものではないと思ってます。
ただし安定性、耐久性があるのは一般的にpro用途のマイクが良い事は事実ですね。頑張って二本はもっておきたいですかねー。pro用のマイクの特性を知って、それに見合ったマイクを購入してみるのも手かもしれません。ではField適したマイクというのはどんなものがあるのでしょうか?
3、Fieldに向いたマイクとは?
残念ながら日本には録音専門の販売店は全く有りません。撮影機材の専門店もかなり小規模で数も多く有りません。海外というかロスアンジェルスにはこういった撮影機材のお店はけっこうあります。そこでの機材はやはり用途が細分化されていて、かなりはっきり掲載されています。こういったマイクを調べてみる事は面白いかもしれません。私の知り合いが教えてくれたL.A.のお店のカタログからマイクを探ってみましょう。
Location Sound
ここのカタログの項目でいうとmodular system mics,shotgun mics,stereo micsがfieldに使えそうなマイクといえます。modular system micsというのはマイクのカプセルを自由に交換できるset micsのことで、マイクの指向性をカプセルを無指向性、指向性、超指向性に変更することで変えるものです。shotgunというのはいわゆるガンマイク、stereo micはshot gun typeのstereo micが多いようです。ではどんなものがあるのかcheckしてみましょう!
modular system mics
AKG C 480B
カプセルはCK62(無指向性) CK63(単一指向性) CK68(長さの違う鋭指向性カプセル) CK69(CK68と同等)
AKG SE 300B
CK91(単一) CK92(無指向性) CK93(鋭指向性) CK94(双指向性) CK98(SHOT GUN TYPE)
AKGでもこんなにいっぱい種類があります。基本的にはMIC PREAMPを共用してカプセルを交換していきます。
audio-technica
40seriesといってAT4900a-48というpreampを使いカプセルを変えて行きます。
AT-4049a(無指向性) AT4053a(鋭指向性) AT4051a(単一指向性)
neumann KM100series
KM120 SET(双指向性) KM130SET(無指向性diffused-field equalized) KM131 SET(無指向性free-field equalized) KM140(単一) KM143 SET(Wide-angle cardioid) KM145 SET(単一でlowがロールオフしたもの) KM150SET(鋭指向性)
schopes
ショップスといえばsystem micの代表みたいなもの。無数の組み合わせがあります。CMC3,CMC4,CMC5,CMC6 電源違いでのPREAMPです。
無指向性ですがTYPE違いでいくつかあります。MK2,MK2H,MK2S
指向性のなかにもいくつか MK21,MK21H
よくつかわれるのが単一指向性 MK4
そして同録でつかわれるのが MK41
さらに双指向性の MK8
無指向性と単一が切り替えられる MK5
無指向性、単一、双指向性が切り替えられる MK6
さらにバウンダリーもあります BLM3(私ももってます) BLM03 C
などなど、種類が多いですねー。PREAMPを一つ買っておけばカプセルを交換する事でいろいろ楽しめるんですねー。
sennheiser K6 system
preampはK6,K6P,K6RDが電源違いであります。
ME62(無指向性) ME64(単一) ME65(超指向性) ME66(短いTYPEのSHOTGUN)
ME67(長いTYPEのSHOTGUN)
などなどSYSTEM MICっていっぱいありますねー。
次にある項目はShotgun micsです。いわゆるガンマイク。
audio-technica
AT4071a,AT4073a,AT815b,AT835b
beyerdynamics
MC-836PV(短いtype) MC-837PV(長いtype)
neumann
KMR81i(短いtype) KMR82i(長いtype)
sanken
CS-3
sennheiser
MKH 416 PH48,MKH 60 P48,MKH 70 P48
さらにまだ使っているらしいのですがパラボラtypeのもの。私はsony製をもってますが、パラボラのset煮普通のshure SM57を付けて、約50mまで音を収録できそうでした。
crystal partners
BE3,BE4
今度の項目はstsreo micsです。
audio-technoca
AT822,AT825 これはいずれもX/YのSTEREO収録TYPEのもの
CROWN
SASS-P MK2 PZMのテクノロジーをつかったものらしい
neumann
SKM 100-MS これはKM140(単一)とKM120(双指向性)を組み合わせてMS方式で収録するもの
RMS191S 私がよく使っているものですよね。超指向性のshotgun typeのカプセルとサイドカプセルは双指向性。これを組み合わせてpreamp側で角度を調整して使います。
SM69 FET&USM 69i
X/Y,MSも両方できます。音はとっても良いです。マイクの角度がかなりシビアです。
sanken
CMS-7s M-S stereo typeのマイクです。以外と安いのでSTEREO MIC入門には良いです。
CSS-5 新しい方式でSTEREO収録を目的としたもの
schoeps
CMXY 4V 非常に小さなstereo micです。前にインタビューした時田さんのお気に入りです。車の音とか素晴らしい音がしました。
sennheiser
MKH-MS system,MKE44-p
shure
VP88 たしかダイナミックマイクをつかったもの M-sとX/Yの角度が3つ切り替えられるもの
sonic studios
DSM-6S ちょっと見た事がないものでした
Location soundのカタログにはこれだけのfield用のマイクが載っていました。多分L.A.のengineerはこれらを使いこなしているんでしょうねー。マイクだけではなくアクセサリーもいっぱいのってるんですよ。凄い。これだけみていると、やはり作業、用途が細分化されているのがわかります。
もうひとつCOFFEY SOUNDという会社があるのですが、そちらも見てみるとまたちょっと違ったものがありました。ほぼ同じものが掲載されていますが、
sony
ECM-670,672というものを発見!
schopesはさらにわかりやすく紹介されていました。
MBというメーカーも紹介されています。こちらもmodular typeです。
MBMN-620,MBMN-622,MBMN-150 E-N というpreampを使う様です。カプセルはKA-200,300,400,500がありました。sound mixer ED NOVICKのお気に入りのもののようです。ちょっと気になりますねー。
stereo micももっと載っています。
AKG C426,beyer MC742,MC833,sony ECM999 M-S などがあります。
4、調べた結果ですが・・・
とにかくいっぱいあるんですねー。私知らないものがいっぱいありました。ここで調べていたら結構いろんなマイクの事がわかってきました。意外と定番以外は使っていないんですよね。ですのでfiledに使えるマイクがこんなにあると全部聞いてみたくなりました。カタログはだいぶ前のものだったので、いまではもっといっぱいあるんじゃないかなー。holophoneものってなかったしねー。
stereo mini plug対応のeng用のstereo micも今はかなりあると思います。とにかく調べて試したいですね。みなさんも気に入ったマイクを見つけて是非是非fieldに出てみましょうね。
さて来月は私がよく行っている場所に伊豆、多々戸、大浜があるのですが、中でも大浜は録音するには静かだし、良い音がします。ここでいろいろなマイクを使って波の音を録音する、というドキュメントをお届けしたいと思います。時田さんにも是非参加してもらいschoepsのCMXY 4Vの音、狙い方などなど解説してもらいましょう!ではでは!!