2、Field recordingの命、ヘッドフォンをしっかり選ぼう!!
よく機材を選ぶ時に「いやーなんかあの機材ヘッドフォンの音が悪くてさー」なんて声を良く聞きます。これはまったく間違いで、ちゃんとしたヘッドフォンを聞いた事が無い事からくる言い訳です。ヘッドフォンアンプは機材毎に合っているアンプを使っています。いつも聞いている良い音ってなんでしょうね?場合によっては色々な機材の音を聞く事もあるでしょう。例えば自分の機材で音をcheckした後、その音をVTRに送る場合、相手側の音もcheckしなければならないですよね。その時にVTRのヘッドフォンの音が悪い、といっていたら全く仕事にならないわけです。ですので、まずは自分の機材に合わせてヘッドフォンを決める方が正しいかもしれません。その状態を自分の初期設定として、他のいろんな機材の状態を判断したほうが、賢いでしょう。
fieldでのヘッドフォンはstudioなどで聞いている状態のものと大きく異なります.またいろんな自然条件もありますので、注意が必要ですね!基本は入力が大きくて、出力も大きいものが望ましいです。また周波数特性も下から上まで、フラットに伸びている物が嬉しいなー。まあ世の中の良いとされているヘッドフォンは割と音が小さい物が多くて、fieldにはなかなか適さないと思われます。特に低域の解像度が悪い物が多いですねー。fieldではambienceのLOW成分がかなりありますから、これに惑わされて録音が失敗、なんていう例はとても多いんです。今はdigital収録なのであまり強烈なLOWは最初から入りにくいのですが、私が未だ使っているNAGRAのようなアナログレコーダーは不用意なLOW成分により全てが歪んでしまう、という事がよくありました。例えばバスの中で会話を録音する、なんていう事があるとします。普通のヘッドフォンではエンジン音のうなりのLOW成分は(20-40hz)よくわからないので、LOW CUTもせずに会話を中心にレベルをとったとします。これをあとで聞くと、ほとんどLOWで歪んで使い物にならない場合が多いです。まあそんな例もあるので、LOWがしっかり聞ける物が望ましいです。
私もいろいろ失敗を繰り返しながら発見したのがDJ用のヘッドフォンです。DJ用って音悪いんじゃないんですかー?なんて声が聞こえて来そうですねー。たぶんDJをやった事がない人はよくわからないと思いますが、DJは本当にヘッドフォンが命なのです。
CLUBとか野外とかあらゆるところでDJをしますので、これがしっかりしていないと全くDJにはなりません。いずれにせよsub
woopherがしっかりなっていますから、そのヘッドフォンはLOWがしっかりきけるものでなくてはなりません。なおかつ周波数特性が広い物ではないと、いろんなジャンルのDJはできません。electronicaなどのジャンルは非常に繊細な音が中心なので、爆音のなかでこの音を判断しなくてはならないんです。ということで私実際にDJをやってますので、これはfieldに使えるのでは、という判断で使っています.PD-6、
PD606とも出力は200mW(32オーム)ですので、まあ十分な音量が確保されています。まあまず選ぶ基準は入力が200mW以上になるでしょうねー。わりとこれ以下のものが多いんですよねー。あとは出力音圧レベルが大きいものが良いですねー。DJ boothのなかのmonitorはけっこうでかい音でなっているんです。場合によっては100dB超える場合もあると思うのですが、こんな中でも聞けるもの、が良いですねー.ちなみに私が選んだものの特性をご紹介しますと、最大許容入力は3500mW(36オーム)、出力音圧レベルは105dB/mW、周波数特性は5-33000Hz、なんと理想的でしょう!まあ音を上げすぎて耳を壊さないように注意が必要ですね.皆さんも頑張って選んでくださいね.